社会再適応評価尺度





社会再適応尺度とは

1960年代、アメリカのワシントン大学精神科のHolmesらの研究者は、ストレス研究を実際の生活面に応用しようと試みた。

彼らは臨床経験を通じて、「精神疾患の発症には発症以前に体験した生活上の出来事が深く関係し、特に出来事によって変化した生活環境にうまく適応できないほど発症の危険が高まる」と考えた。

人生や日常生活を大きく変えることになる出来事が43項目抽出され、「社会再適応評価尺度」と呼ばれるチェックリストが作成された。

 

社会再適応評価尺度
順位 出来事 ストレス値 順位  出来事 ストレス値
1 配偶者の死 100 23 子どもの独立 29
2 離婚 73 24 親戚とのトラブル 29
3 夫婦の別居 65 25 自分の輝かしい成功 28
4 留置場などへの拘留 63 26 妻の転職や離職 26
5 家族の死 63 27 入学・卒業・退学 26
6 怪我や病気 53 28 生活の変化 25
7 結婚 50 29 習慣の変化 24
8 失業 47 30 上司とのトラブル 23
9 夫婦の和解 45 31 労働時間や労働条件の変化 20
10 退職 44 32 転居 20
11 家族の病気 40 33 転校 20
12 妊娠 39 34 趣味やレジャーの変化 19
13 性の悩み 39 35 宗教活動の変化 19
14 新しい家族が増える 39 36 社会活動の変化 18
15 転職 39 37 1万ドル以下の借金 17
16 経済状態の変化 38 38 睡眠習慣の変化 16
17 親友の死 37 39 家族団欒の変化  15
18 職場の配置転換 36 40 食習慣の変化  15
19 夫婦げんか 35 41 長期休暇  13
20 1万ドル以上の借金 31 42 クリスマス  12
21 担保・貸付金の損失 30 43 軽度な法律違反  11
22 職場での責任の変化 29

 

Holmesらの研究によると、過去1年間に経験したチェックリストにあるライフイベントの回数と表の「ストレス値」を掛け合わせたものの合計点数が年間150〜199点の場合には37%、200〜299点の場合には51%、300点以上になると79%の人に何らかの疾患が発症していたことが明らかになっている。


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